2017年9月11日月曜日

豪華客船クルーズがブーム…1泊1万円で食事も多彩なイベントも無料、毎日寄港地でツアー(9)

城塞都市ドブロニクを山頂から

――クルーズを提供している船会社としては、主なところにはどんな会社があるのですか。
澤田 カーニバル・コーポレーションというアメリカの会社が大きいですね。同社は近年、同業大手のプリンセス・クルーズを買収して年商を1兆円としました。主な船社としては、世界に50社くらいでしょうか。

――大きな船というと、どのくらいのものが就航しているのでしょう。
澤田 カリブ海に就航しているロイヤル・カリビアン社が22万トン、お客様が8,000人搭乗という船を3隻就航させています。

――スタッフ、乗員を含めると、1万人もの人たちが移動するわけですね。「セイルするホテル」どころかもはや「セイルする町」ではないですか。私の先日のクルーズ中に、あるオフィサー(船の上級船員)と話したのですが、「クルーズを本当に楽しむなら、もう少し小ぶりの船のほうがいいかもしれない。小さな船だと、参加者とクルーたちが最後にはファミリーのようになるんだ。キャプテンと順番にディナーを共にしたりすることもある」と言っていました。
澤田 ヨーロッパでいえば、リバークルーズなどがそれに当たると思います。ライン川やドナウ川を50から100名程度のお客様で行き来する、というクルーズです。寄港地ではそれぞれの町のお城や地域のお祭りなどのツアー(エクスカーション:遠足)があります。

(この項 続く)

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