2013年12月5日木曜日

『不格好経営』南場智子 書評187(2)

おもしろいので、お薦めできる本ではあるが、きっと大方の読者には「得るところ」というのはあまりないのではないか。

というのはDeNA社が創業から年商1千億円を超えてくるまでの過程が特異すぎて、一般化しづらいケースである。また著者が偽悪的のように失敗談や自虐的なネタの披露(つまり「不格好」を強調した「下手うま文章」)を重ねているので、事実からの理論出し(これが帰納となる)を得にくい。

帰納がなければ演繹も発動できない。つまり応用できない、使えない、ということになる。感心しておもしろがるだけである。

ということで私が興味を覚えたのは、、、

(この項 続く) 年末年始旅行客最大