2011年11月10日木曜日

「経営者の器」 連載(13)



◆あくまでファミリー・ビジネス

しまむらは上場公開してからも、創業家である島村家が一定のガバナンスを保持している。藤原は、同社をなおファミリー・ビジネスであると認識した上で、「創業家がバックボーンとなっている」「支配より統治がガバナンスである」と見解を述べた。
「子供たちは、普通の人より一回りも二回りも贅沢してくれて構わないが、経営職に就くものではない」
「創業家は株を売り払うことなく、中心的な資本家としていてくれることで経営も安定する」
とも話し、専門経営者としてのプライドを感じさせた。

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