ニセコスキー場は4つの大スキー場の総称だ。北海道の西側、倶知安町とニセコ町にある。日本海からの偏西風が初めてぶつかり、世界一と評される粉雪を降らせるのがニセコアンヌプリ山(1308メートル)だ。
その山頂付近でつながる、花園、ヒラフ、ビレッジ、アンヌプリの4スキー場で「ニセコユナイテッド」を形成している。それぞれのスキー場で最高標高のリフトからは森林限界を超えているので、山頂まで広大な斜面が広がっていて、ほかのスキー場では望めないような絶景を生み出している。
半世紀もたてばどんな町でも表情を変えるが、ニセコの変貌には驚いた。合わせてゴンドラが3基あり、リフトはそれこそ縦横に掛け渡されている。半世紀前にスキーを担いで2時間かけて山頂まで歩いた時代とは雲泥の差である。
(この項 続く)
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