豪州だけでなく欧米でニセコの知名度、人気は急上昇している。「ワールド・スキー・アワード」誌の15年版で、リゾート部門では3年連続で1位に選ばれた。宿泊施設でも高級デザイナーズ・ホテル「ザ・ヴェール・ニセコ」が2年連続で、50室以上のホテル部門では「ヒルトンニセコビレッジ」が3年連続で、ロッジ部門では「セッカカン」が2年連続1位に選ばれるなどだ。
外国資本の視線も熱い。ヒルトンビレッジは旧名をニセコ東山スキー場といって旧コクド系だったが、07年にシティグループに売却され、10年にはマレーシアの建設コングロマリットYTLコーポレーション傘下に入った。ヒルトンは運営を受託している。
4スキー場のなかで、花園とヒラフは「ニセコグラン・ヒラフ」として東急不動産が運営している。このうち花園のほうは香港の不動産開発会社パシフィック センチュリー プレミアム ディベロップメンツが所有しているが、運営委託先をパークハイアットに変更して19年からはパーク ハイアット ニセコ HANAZONOとして展開することが決まっている。
(この項 続く)
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