2013年7月31日水曜日

『ワーク・シフト』 リンダ・グラットン 書評178(4)

本書を形成したワーキング・グループは結局現在時点で成功しているパワー・エリートな訳だ。

つまり、現在あるいはこれから資産の形成ができる人たちだ。そんな人たちの子供が2025年に付く職なら、その職から直接の報酬を多く期待する必要もない。

私は「ノブレス・オブリージュ」という言葉を使った。どうも本書を形成した人たちは、先進国における職環境の悪化を見越しているのだが、自分の子息は直接それに巻き込まれるわけではない、だからNPOなどで社会貢献的に知的で意味のある仕事をしてほしい、と望んでいるようだ。

「スノッブな」未来予想の書だ、と私は発言して、他の参加者が苦笑して同意した。

(この項 終わり)

2013年7月30日火曜日

『ワーク・シフト』 リンダ・グラットン 書評178(3)

発表者によれば、
「中堅、中核となるべき日本の30代、40代のビジネスマンは本当に疲れ果てている。報酬の改善への期待も少なく、雇用への危機感は増している」

そんな状況があるので、
「本書の近未来への予測と呼びかけに感情移入するのだろう」
というわけだ。

本書によれば、2025年段階での「有望なキャリア」の筆頭は草の根市民活動家だそうだ。
「それじゃあ食べて行かれないだろう」
と、九段クラブの面々は指摘した。でもそれは、

(この項 あと一回)

『ワーク・シフト』 リンダ・グラットン 書評178(2)

100人のビジネス・エリート達は、「自分たちの子供が2025年にどのような職環境にあるか」ということを前提にして討議したそうだ。

グラットン教授が本書でまとめ上げた、グループの想定は「先進国からは職そのものが払底してくる」から、物質的に豊かな報酬は望めなくなる。だから
「精神的な価値観を見直していかなければならない」とするもの。

九段クラブでの、本書の報告者によれば、
「この見解こそが、本書が日本でだけと言っていいほど特に受け入れられた理由だろう」
という。「それはどういうことかと言えば、、、」

(この項 続く)

2013年7月29日月曜日

『ワーク・シフト』 リンダ・グラットン 書評178(1)

プレジデント社、2012年刊。

著者はロンドン大学ビジネススクール教授。ロンドンで100人以上のエクゼクティブが参加したワークショップでの成果物とのこと。そのワークショップには、イギリスだけでなくヨーロッパ各国やアジア中近東からまで参加したという。

本書のレビューは、昨日行われた30年以上続いている勉強会九段クラブで行われた。報告者は大手金融機関のリサーチ部門で働く、ミシガンMBAホルダー。

「この本は例外的に日本でだけベストセラーとなった」
と。さらに昨年に創設されたビジネス書大賞まで受賞した。
「なぜ日本だけ?」
かと、彼の観察が続いた、、、

(この項 続く)

ブルー・オーシャンを求めて (4)

QBハウスは確かに単体として発展を続けているかも知れない。しかし、同様な千円床屋は幾つも出現したし、QBハウスが進出した地域(つまり私の町)の幾つかの床屋さんは1,500円程度で対抗するところも出ている。

つまり、QBハウスの場合でさえ、『ブルー・オーシャン戦略』が標榜した「独走的な一人勝ち」ではないし、ましてや「10-15年も挑戦さえ寄せ付けない」という状況ではない。端的に言えば、プライシングによるポジショニングだったのではないか、ということだ。

戦略セオリーの場合、いつも例外としての企業例は出る。「ブルー・オーシャン戦略は無効である」という私のテーゼに対しての例外が出現したとしても私は認める。しかし、それはあくまでも少数例外であり、私のテーゼ全体を否定するようなものではない。

(この項 終わり)

2013年7月28日日曜日

ブルー・オーシャンを求めて (3)

『ブルー・オーシャン戦略』(W.チャン・キム他、ランダムハウス講談社)に挙げられた企業事例十余のその後を、経営者ブートキャンプで報告してくれた参加者がいた。

報告によれば、千円床屋チェーンのQBハウスだけは今に至るも順調に発展しているとのことだった。
「だからブルー・オーシャン的な企業は有り得るのではないか」
とされた。

しかし、私に言わせれば、、、

(この項 あと一回)

ブルー・オーシャンを求めて (2)

その方の会社では
「参入障壁を高くしてブルー・オーシャン状態を長期化している」
とのこと。
それは慶賀の至りだと思った。
「上手くやっていって下さい」
と申し上げた。

著書『ブルー・オーシャン戦略』には十有余の企業次例が掲出されている。私は今回の本では代表的2例であるシルク・ドゥ・ソレイユとイエロー・テイル・ワインの「その後」を検証して両例とも大不調に陥っていることを指摘した。後者は倒産の可能性が報道され始めている。

しかし、、

(この項 続く)

2013年7月27日土曜日

ブルー・オーシャンを求めて (1)

7月25日(木)に『本当に使える経営戦略』の記念セミナーを行った。何の記念かというと、5月に募集を開始したときは「3刷り記念セミナー」だった。

すぐにタイトルを「4刷り記念」として当日を迎えたが、その週には実は5刷りが配本されることとなっていた。発刊日が4月13日だったから、こんなに足早く刷り数が増してきているわけだ。

2時間のセミナーで著名な経営戦略を例示し、評価したり批判したりし、その論拠を述べた。「ブルー・オーシャン戦略」については「青い鳥症候群を蔓延させた最悪の戦略セオリー」とした。

質問を受けたら、参加者のお一人が、
「当社はブルー・オーシャンを実現できている」
と、、、

(この項 続く)

『アライアンス・マーケティング』池本克之 書評177(2)

著者の池本さんは「ネット通販のグル」とも言うべきコンサルタントである。

まずこの本がアマゾンに収載「されてない」ことに驚いた。注文先を探したらその出版元である経営科学出版社からの直送である。申し込みはネットからとなる。印刷会社はダイレクト出版とある。いずれも池本さんが経営、あるいは関与している会社に違いない。

本の取り次ぎである東販や日販を通さないこの方法は、自費出版などでは断じてない。皆さんは、池本さんが仕組んだこの新しいビジネスモデルを読み解くことが出来るだろうか。今回は解説しないことにしておく。

(この項 終わり)

2013年7月25日木曜日

『本当に使える経営戦略』日経ランキングで第3位

気が付かなかったのだが、7月21日(日)の日本経済新聞朝刊の書評欄「ビジネス書ランキング」で拙著が第3位に入っていた。

『アライアンス・マーケティング』池本克之 書評177(1)

ダイレクト出版、2012年刊。著者の池本氏は経営者ブートキャンプの特別講師。池本克之氏はプロ経営者として、ドクターシーラボとネットプライス社の2社に招聘されていずれも上場させている。

ネットビジネスの旗手であり、現在はEコマースの会社などを指導している売れっ子コンサルタントとして活躍されている。

本書は、企業が自助努力だけでは決して実現できないような「急激な」成長や成功を、他の会社と組むことによって実現する方法に付いて具体的に述べている。

特に資本関係の構築を必要としない様々な組み方を示していて、まことに眼を洗われる感がある。経営者ブートキャンプのクラスで話しをしてもらっていつも感じていたことだが、池本さんの経営技法は独創性とアイデアに富み、実効性と説得力がある。

(この項 続く)

2013年7月20日土曜日

出口治明 ライフネット生命会長 経営者ブートキャンプに登壇 (4)

 講義が終わって出口さんには、小グループ討議に加わっていただく。

それぞれの参加者は、「三年経営戦略」を策定して貰っているわけだが、その過程で2回小グループで経過を発表、参加者の助言や批判を受け、強化洗練させていく。

出口さんのような旬の現役経営者がグループに加わって直接コメントしてくれるという、得難い機会を得た参加者は2名。それぞれが70分間にわたって事業戦略を語り、親しく助言を得た。

私は別のグループを担当したので、残念ながら出口コメントを聴くことは出来なかった。次講、次次講では池本克之講師、新将命講師にも小グループでの指導を御願いしている。当たった発表者はとても僥倖だろう。なにしろ、一日指導を受ければどれだけの斯界では知らない人がいない超一流コンサルタントを当校では担当して貰うのだ。

(この項 終わり)

2013年7月19日金曜日

出口治明 ライフネット生命会長 経営者ブートキャンプに登壇 (3)

 出口さんのお話は「直球勝負の会社」がタイトル。同名著書を前回に参加者に配布し、読んできて貰っている。その上でのご本人からのお話なので、興味津々。

出口さんの指摘は「社会も経営も同様に考えれば判断できる。それは国語と算数だ」というもの。つまり、シンプルにかつ論理的に判断すべきだと言うこと。それから「瞬時に決めろ」とも。そのために、教養の蓄積を説いている。組織論的にはダイバーシティの強化、必要性を説かれている。

60才の定年を終えてから、このような大会社を創業した経営者はまことにユニークであり、経済人とも大知識人とも見える。

講義が終わって、、、

(この項 続く)

2013年7月18日木曜日

『本当に使える経営戦略』 また書評サイトで取り上げられる。

 


「社畜見習い中!」という、少しおどろおどろしいタイトルのブログに拙著『本当に使える経営戦略』が取り上げられた(7/18)。
http://shachiku-life.com/tsukaeru-keiei-senryaku/


拙著はこれまで10以上の書評ブログで取り上げて貰っているが、この記事が一番長い。1部を紹介。

(略)
解説が充実していて面白いのですが、本書のメインは、「戦略カードとシナリオライティング」技法について。(略)
「戦略カード」と「シナリオライティング」の具体的なところが、一番おもしろかったんですが、(略)

定番の経営戦略を簡単に紹介しながら、なぜ「使えない」のか、腑に落ちる説明をしつつ、すぐに取り組める実践的な「使える」経営戦略の立て方を説明しています。
経営戦略だけじゃなくて、普段の仕事や、自分の人生設計、いろいろな場面で応用できそう内容でした。

詳細な紹介、評価に感謝に堪えない。

2013年7月16日火曜日

出口治明 ライフネット生命会長 経営者ブートキャンプに登壇 (2)

 経営者ブートキャンプ第7期の第4講が昨日7月13日(土)に行われた。

お昼を挟んで私の「モチベーションとリーダーシップ」講義。私が現役時代、受託経営者として乗り込んだ企業は業績が不調で、社員のモチベーションが低かった。それを如何に回復向上させたか、具体実践自例を説明。

午後はライフネット生命創業経営者の出口治明さんに登壇頂く。出口さんは社長を岩瀬大輔さんにお譲りに成り、ご自分は会長になられたばかりとのこと。COOの岩瀬社長も2010年世界経済フォーラムダボス会議)のYoung Global Leadersの1人に選出されたという、最強力コンビである。

出口さんのお話は、、、

(この項 続く)

2013年7月14日日曜日

出口治明 ライフネット生命会長 経営者ブートキャンプに登壇 (1)

 経営者ブートキャンプ第7期の第4講が昨日7月13日(土)に行われた。

朝一番では、私が先週国際経営戦略研究学会で発表した内容、そして列席した経営学教授の皆さんからいただいた鋭い質問、私がした解答などについて話した。

それから、今期の学習テーマ経営者である鈴木敏文氏の『挑戦我がロマン』(日本経済新聞出版社)を精読。1,2章と4,5章だけ二人に報告して貰う。このお二人が、流通業の大手ということで、実に詳しく報告、かつセブン・アイ・グループの経営を批判してくれた。

それぞれ20分間スライドで報告、20分間クラス討議という形式。報告者以外は、事前に読後感想をfacebookに貼り付けて貰っている。つまり、しっかり読了しているので、討議もいつも盛り上がる。

午後は、、、

(この項 続く)


2013年7月12日金曜日

学会で発表 (6)

国際戦略経営研究学会での質問。

4)後継経営者の育成にはどのような手立てを行ったか。

答) 欧米のグローバル企業の多くはSuccession Planningというのをカントリー・マネジャーに課している。5年後の組織図を書き、主要なポストに具体的な人名を入れさせる。現有勢力から入れられないとすると、vacancyとして外部からリクルートする必要を示す。


解説) 実際には、若手部課長を抜擢的に幹部に引き上げ、次世代経営者候補として育てた。

(この項 終わり)

学会で発表 (5)

国際戦略経営研究学会での質問。                                                                         

3)ポスト・山田後の経営発展にどのような配慮をしたか。

この質問は、他の公開セミナーでも時々出る。
そんな配慮など出来ないのが、外資の経営だ。というのは、20年後にその会社の経営権があるわけではない。オーナー経営者でないからだ。
私の後には別のプロの経営者が雇われ、その人は独自の経営を展開する。前任者(私)の経営を否定することから入ることも。プロの経営者というのは、だからプロ野球の監督のようなものだ。ある期間任され、独自色を出して自分のカラーで染め上げる。監督が替われば、自分のカラーなど染め換えられると知っている。


(この項 続く)

2013年7月11日木曜日

学会で発表 (4)

国際戦略経営研究学会での質問。

2)山田さんが戦略策定したとき、それ以前の状況をどう分析し、対処したか。

答) 知ろうとしなかったので、分析もしなかった。「これから何をするか」「今の経営資源で何が出来るのか」「組み合わせ直しして、一番上手くいきそうなやり方はどれか」などだけを考えていた。

解説) 過去の失敗例を分析してそれを回復しようとするのは有効な方策ではない。せいぜい、起きてしまったダメージのある程度を回復されられるくらい。「大きく伸ばす」ためには「新しいやり方」をもさく構築することが必要。それが経営戦略。

(この項 続く)

2013年7月10日水曜日

学会で発表 (3)

国際戦略経営研究学会での質問。

1)山田さんが掲げた「成長目標」は「ビジョン」とどう関係していたか。

答) ビジョンなどない。私の役目は、危機に陥っている業績を急回復させることだった。つまり、臨床医的な役目で、とりあえず患者を蘇生することだ。回復してからの患者の生活設計までには配慮していられない。そんなことを配慮すれば、有効な打ち手が制限もされてしまう。

(この項 続く)

学会で発表 (2)

国際戦略経営研究学会で私が「グローバル企業の日本進出戦略と組織革新の実践」というタイトルで報告発表した時にいただいた質問を幾つか紹介する。

1)山田さんが掲げた「成長目標」は「ビジョン」とどう関係していたか。

2)山田さんが戦略策定したとき、それ以前の状況をどう分析し、対処したか。

3)ポスト・山田後の経営発展にどのような配慮をしたか。

4)後継経営者の育成にはどのような手立てを行ったか。

(この項 続く)

2013年7月8日月曜日

『本当に使える経営戦略』 「めちゃくちゃ売れてる」 丸善本店 カリスマ書店員 田中大輔氏

丸の内の某書店の入り口
 
田中大輔氏が、大手ネット書評サイトHONZに7月7日、「7月のこれから売る本」として記事を書いている。
http://honz.jp/28922

「戦略関連本が熱く、最近だと、『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』という本がめちゃくちゃ売れています。」
とのこと。

記事中、田中氏は「丸の内の某書店」と自称されているが、丸善オアゾ本店でビジネス書を担当されているカリスマ・バイヤーとして隠れもない。

ちなみに同書店での拙著は、先週のビジネス書売上げランキングで4位となっている。実質的には、、、。田中さん、7月以降もどうぞよろしく。

2013年7月7日日曜日

『シニアシフトの衝撃』村田知之 書評176(2)

村田 知之氏
シニア・ビジネスに成功するには、「不」の解消(不安・不便・不満)だとして、「ビジネスの基本は不の解消だ」と言っているのだが、これって、私が昔から言っていることじゃあないか。まあ、いいか。

「不」のあるところ、あるいは残っているところ、発生しているところにビジネス・チャンスがあるのは確かだ。大拡張、大流動してきたシニア・ビジネスに対しては一層その嗅覚が必要だろう。

いろいろな場面で、シニア・ビジネスの可能性と注意点をおさらいできる、良質なマーケティング参考書である。

(この項 終わり)

『シニアシフトの衝撃』村田知之 書評176(1)

ダイヤモンド社、2012年刊。

刊行が新しいこともあって、直近の社会学的データなどもよく示されている。

高齢化社会の到来が指摘されるようになって久しいような気がしていたが、本書はまずマーケットでの端的なシニアシフト動向を示す。紙おむつの消費は大人用が上回ったこと、昼カラオケは高齢者で占められていることなどだ。

シニア・マーケットはその構成消費者数と可処分資産(所得ではない)の絶対的な大きさによって、消費マーケットにメガ・トレンド的な変革を巻き起こし始めている、ことなどが活写されている。

(この項 続く)

2013年7月6日土曜日

『本当に使える経営戦略』 売上げ好調 5刷り決定!

先日、都内最大級の書店で大量陳列してもらっている写真を掲出した(拙ブログ6/30)。

左の写真は、別の都内最大級の書店の1階入り口。パネルまで掲出して貰っている。最優待待遇。

ぱる出版社の方が挨拶したら、この書店の方は、
「実質的に今一番売れている商品です」
と。

7月1日に4刷りを配本したらいきなり不足して、本日5刷りに入るとの連絡を受けた。週刊『本当に使える経営戦略』。

2013年7月5日金曜日

カルビー 松本晃会長 「グローバル企業への飛躍」 (2)

松本晃 カルビー会長
外資から乗り込んだ経営者にとって、伝統的な日本企業は異質に見える。そこで、いろいろ変えたくなる。

松本氏はしかし、
「全部変えようとするとそれは無理だし、失敗する」
と話した。
1)「良いこと」だから残す。
2)「良いこと」だけど出来ていない。
3)すぐに止めた方がいい。
の三つに弁別して対処することが肝心だ、と述べた。

「データを分析しても当たらない」
「結果主義」
などについても、我が意を得たりと思ったところが多かった。

(この項 終わり)

カルビー 松本晃会長 「グローバル企業への飛躍」 (1)

松本氏の講演を聴きに出かけた。松本氏はジョンソン・エンド・ジョンソン社の日本法人社長を務めて、4年前にカルビーの会長に着任。

外資から日本の会社のトップに、という点で私と共通しているので興味を持った。違いと言えば、カルビーが危機に陥っていたということではなく、むしろ順調だった、というところか。

その業績の好調を松本会長は立派に維持している。ただし、今後は主要需要家である子供が少なくなることから、
「海外展開が勝負だ」
と。

(この項 続く)

2013年7月4日木曜日

学会で発表 (1)

国際戦略経営研究学会の戦略的人的資源・組織開発研究部会が7月3日(水)青山学院大学で行われ、私が「グローバル企業の日本進出戦略と組織革新の実践」というタイトルで報告発表した。


主として、私が主導実践したフィリップス・ライティング社販管部門の組織変革事例を中心として報告した。

30名ほどの経営学の学者、つまり教授や准教授の方が参加され、私の発表へのコメンテーターは青学経営学部助教授の和田剛明先生がしてくれた。その後も活発に質疑が出た。

拙著『本当に使える経営戦略』(ぱる出版)に直近読者レビューで、★一つとして「著者は経営戦略の素人」と評した方がいる。まあー、素人なんだろうか。

『本当に使える経営戦略』 4刷り挨拶(2) ネット書評でも多数取り上げられ、

ネット書評でも多数取り上げられ、好評いただいています。
 
「最高のゴールを目指して!」
    実践に向けたヒント満載の一冊。
    http://yaokou.cocolog-nifty.com/yaotyan/2013/04/post-3c0d.html 
 
    「本のソムリエの一日一冊ビジネス書評」
    ★★★★★(絶対お薦めです!家宝となるでしょう)

「楽天経営主義」(経営コンサルタント氏のブログ)
    久々におもしろいビジネス書を読みました。

超訳ビジネス書! 『ちょービジ』
ここまでズバズバ教えてくれる本はなかった。

ブックエキス
      多くの経営戦略本のエッセンスが詰まった本、一読に値する指摘。

「一言多いブログ」(ランチェスター戦略コンサルタント氏のブログ)
    「SWOTは分析ツール、戦略ではない」そんな章&項目名を見つけ即・買いした本。
        http://blog.livedoor.jp/isakigyou/archives/2017572.html
 
 
ビジネスキュレーション~書評塾~

        巷の経営戦略のどれが使えて、どれが使えないかを判断するには、本書の一読が良い。お勧めである。


 


    「名著」と呼ばれる経営本の多くをキチンと読んでいなかったのですが、本書によって、概略的に学ぶことが出来ました。

    経営陣でなくても、読んでおきたい1冊!




        「ビジネス書の杜」

        戦略コンサルタントに引っ掻き回されている中堅・中小企業は一度、

       この本で紹介されているツールを使って自力でやってみるといい。




「読書で人生武者修行」

       読み込めば、読み込むほど
        血となり、肉となる実用書だと思います。

            http://ameblo.jp/1358ttttt/entry-11553365445.html


「起業に向けて ー書評、英語、新規ビジネスネタ」
 特にブルーオーシャン戦略やゲーム戦略などの
問題点を的確に指摘しており、納得感が非常に高い。

http://ameblo.jp/orionbeerboy/entry-11564670053.html 

(この項 終わり)

2013年7月3日水曜日

『本当に使える経営戦略』 4刷り挨拶(1)

『本当に使える経営戦略・使えない経営戦略』(山田修、ぱる出版、4月13日刊)
がお陰様で、発刊2月半で4刷りを果たしました(7月1日)。

 
ランキングも、
朝日新聞6月23日(日) 総合8位

日経新聞6月16日(日) ビジネス書4位     6月30日(日)同8位
など出て来ました。
 
        4刷りの表紙帯では
新将命(あたらし・まさみ)氏の評言
「まさに名著です!戦略に関する博覧強記のレベルにはほとほと感心しました。
        を使わせて頂いています。
 
また、4刷り記念として
「本当に使える経営戦略・使えない経営戦略 特別講座」
7月25日(木)
16:00ー18:00
19:00-21:00 (同内容、2回)
を開催します。著名セオリーで使えるもの、使えないもの、その理由や対処などを説明します。

 
(この項 続く)