QBハウスは確かに単体として発展を続けているかも知れない。しかし、同様な千円床屋は幾つも出現したし、QBハウスが進出した地域(つまり私の町)の幾つかの床屋さんは1,500円程度で対抗するところも出ている。
つまり、QBハウスの場合でさえ、『ブルー・オーシャン戦略』が標榜した「独走的な一人勝ち」ではないし、ましてや「10-15年も挑戦さえ寄せ付けない」という状況ではない。端的に言えば、プライシングによるポジショニングだったのではないか、ということだ。
戦略セオリーの場合、いつも例外としての企業例は出る。「ブルー・オーシャン戦略は無効である」という私のテーゼに対しての例外が出現したとしても私は認める。しかし、それはあくまでも少数例外であり、私のテーゼ全体を否定するようなものではない。
(この項 終わり)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿