決議事項の一つに、今期の株主配当を80円とするというものがあった。これは勝久前会長との経営権争いのなかで、久美子社長が約束してしまったものだ。これについて、「無理をしてそんなに払わなくても」という意見表明が複数あった。
また、年配の女性株主が「私は大塚社長のファンです。がんばってください」とだけ発言して着席したかと思えば、「20年来の株主で、欠かさず総会に出てきた。勝久氏は私たち株主に対して対決的だったが、久美子社長はまことにちがう。私は久美子社長を支持、応援している」とした株主もいた。
野党的な質問としては「いつ黒字化するのか、その年次を示してほしい、そしてそれが果たせなければ退陣してほしい」といったストレートな要求があった。
久美子社長は「3月に発表した新『経営ビジョン』を完遂することに力を注ぐ」としてかわしていた。
(この項 続く)
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿