本書では第2章に至り、「創造経営」の概念を押し立ててその優位性を説く。
そこで企業事例としてあげられているのが
― サムソン
― アップル
ー オーティコン (デンマークの補聴器メーカー: とてもよい会社らしい、知らなかった)
― 成功しているパティシエ (特に固有名詞なし)
いずれもきらびやかな成功例だが、私が拙著で旧来の戦略セオリー本でありがちな陥穽としてあげたのが
「ここ数年で突出して成功した企業事例を掲げセオリー立てをするのだが、悩ましいのは、当該書が発表されて数年して、成功を持続している企業の方が少ない」
と言うことだった。
紺野氏の第2章を読み進んで、
「もしかして、、」
といやな気がした。
果たして、後半でパナソニック中村会長のプラズマ・ディスプレイを称揚し、
「プロダクトの定義が変わった」
と解説している。
紺野氏が只今著作を著したとすると、パナソニックのTV事業についてどう評価されるのだろう。
(この項まだ続く)
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