朝日新聞4/23では柳井社長自身のインタビューも大きく掲載している。柳井氏はいつものように力強く信念を語り自信に満ちている。しかし、それは傲岸不遜ととても近く受け止められたことだろう。実際、同日の記事にあるように、ユニクロでの08-10年入社組の3年退社率が46-53%となってしまったことと対比させてみると、いっそ驕慢というほどの印象を受ける。
同インタビューの中で、
「年収100万円も仕方がない」、あるいは「当社ではgrow or dieだ」という発言を平素社内で浴びせられている同社の従業員達はどう感じているだろうか。この名経営者は、名リーダーとしての範疇からは明らかに外れだしている。
「社長は一人では何も出来ない」
というのは、かねがねの私の主張だ。鼠が逃げ出し始めた巨船の船長は、その船を進めていけるのか。巨船は失速し始めるのにも時間がかかる。しかしユニクロという巨船の迷走ぶりは、柳井社長が公言した「社長引退2014年」に明らかとなることだろう。
(この項 終わり)
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