大塚家具(本社・東京、ジャスダック上場)創業者で会長の大塚勝久氏が2月25日、その娘で社長の久美子氏が26日に記者会見を行った。勝久氏の会見には13名もの現役幹部が背後を固めて立ち、久美子氏の社長在任4年間の売り上げ不振を指摘すると、久美子氏は翌日利益面の数字を上げて反論した。
ただし久美子氏が上げた利益は、年商約550億円の売上高に対し約15億円(11、12年)あるいは8億円強(13年)と大した額ではない。
大塚家具の問題は、実はボトム(利益)よりもトップ(売り上げ)の長期低落にある。勝久氏が社長として同社を年商約700億円にまで急成長させ、一時は国内最大の家具販売会社となった。しかし05年から08年まで年商は約700億円で停滞し、成長が止まってしまった。そこで外部にいた久美子氏を09年に社長に起用したわけである。ところが久美子氏の社長就任以降、10年からは約550億円前後で売り上げは推移。「14年7月の久美子社長解任は業を煮やしての決断だった」と、25日の会見で勝久氏が解説した。
2日にわたる父娘の会見を受けて、筆者は急遽2月27日のテレビ番組『ワイド!スクランブル』(テレビ朝日)でコメントを求められ、次のようにコメントした。
(以下、http://biz-journal.jp/2015/03/post_9119.html)
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