「授業はすべてインターネット授業で、修士論文はパワーポイントで約30スライドと指定されました。おかげでつくるのはとても簡単で、『論文発表』は3人の先生の前で10分間で終わりました。その先生方は初めて会う人たちでした」(同)
この社会人大学院は、商業的には大成功していることは間違いないだろう。この方式なら、学生を1000人規模でも受け入れられる。
しかし、これでは「学校に行く」ということにはならない。スクーリングの快楽と質の止揚は、教授とインタラクティブに関わり、志と質の高いクラスメートと刺激し合うところに生まれるからだ。
日本の社会人経営大学院と欧米のMBAコースのどちらを勧めるかと問われれば、筆者は文句なく後者を推す。というのは、語学力と強固なネットワーク、海外文化を体感することで培われるモノの見方、ビジネス意思決定の方法などを異国で獲得するということは、他に比すべくもない価値があるからだ。
(この項 続く)
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