2014年11月17日月曜日

『スタンフォード・マッキンゼーで学んできた熟断思考』 書評216(1)

クロスメディア・パブリッシング社、新刊。

マッキンゼー本というのは世にたくさんある。一つの理由はOBが多いから。OBが多い理由は、Up-or-Outという就業原則のため。それは「次のステップに偉くなれなければ止めてください」というものだ(本当の話)。

さて、数多い日本のマッキンゼーOBの中でも俊英なのがDeNA社を創業した南場美智子さん。南場さんは昨年ベストセラーとなった『不格好経営』(日本経済新聞出版社)の中で、こう述べている。
「マッキンゼー時代に習得してコンサルした理論など、何の役にも立たないことが(自分が実業に出て)よく分かった。」
そしてこうまでも実際書いている。
「昔のクライアントにあったら、土下座して謝りたい」
私がやっていた会社の一つも、前任社長の時代にマッキンゼーには非道い目にあった(これは私の個人的評価である)。

というわけで、私はマッキンゼー本には偏見を持っている立場だ。そんな立場から本書を開いてい見ると、、

(この項 続く)

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