「リラクゼーションとは、心と身体の『休養』『緊張の緩和』を指します。医学的には、交感神経の興奮が抑えられ、副交感神経の働きが優位になっている状態です。空間演出や音楽で五感に安らぎを与え、心をリラックスさせ、身体へは手指などを使って心と身体が緊張から解放される時間を提供します」(日本リラクゼーション業協会、服部事務局長代理、以下同)
リラクゼーションサービスを提供する店舗を「リラクゼーションスペース」と呼称することで、「治療院(あん摩、マッサージ、指圧、鍼灸)」と区別している。治療院を開業するには、管轄する保健所に施術所開設届を提出する必要がある。また、あん摩、マッサージ、指圧の場合は「あん摩マッサージ指圧師」、鍼灸の場合は「鍼灸師」の国家資格が必要となる。
「リラクゼーションは、前述の通り心と身体の緊張を緩和させることが目的で、国家資格が必要なあん摩・マッサージ・指圧に代表される治療行為とはまったく異なるサービス価値を提供し、治療行為は一切行いません。また、施術に痛みを伴わないのがリラクゼーションの特徴です」
(この項 続く)
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