向学心に燃える経営者の方が、2年間も平日夜と土曜日に通学して修士論文まで書いている姿を見ると、頭が下がると同時に少し違和感を覚える。
また、学会で名刺交換をすると、名刺に「経営学博士」と書き込まれている方とごあいさつすることがある。それが大企業の現役の場合、不思議と閑職のような肩書が多い。学問に執着していると、かえってキャリア形成を阻害してしまうのだろうか。
若手の経営者、特に2代目経営者を対象に絞り上げてきたのが、りそな総合研究所の研修プログラム「りそなマネジメントスクール」だ。基本的に毎月1回開催され、年間11講で修了する同スクールは、現在28期目が進行しているので、30年近く続いていることになる。私も、同スクールで経営戦略の立案演習を何度か教えた。
授業料は110万円だが、りそな総研の会員企業は88万円だ。東京、大阪で各50名の募集だが、いつも満員になるため、参加するにはりそな銀行の取引先が有利だ。
実は、私自身も経営者や幹部を対象に半年間で7講のプログラム「経営者ブートキャンプ」を主宰している。こちらの授業料は38万円ほどだが、詳細はホームページで確認していただきたい。
(この項 続く)
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