7月中旬に発売される『日経キャリアマガジン 社会人の大学院ランキング2016』(日本経済新聞出版社)の中で、私は「有識者が推薦する国内MBA」というコーナーでインタビューを受けた。
「国内MBA(経営学修士)を選ぶなら、入試がしっかりしていて修士論文がある大学院をおすすめします」と答え、具体的な例として法政大学大学院や中央大学ビジネススクールなどを推薦した。前者は自分の出身校(博士課程だが)で、ベンチャー論に定評があり、後者は経営戦略論に優れた先生方がいるからだ。
インタビューでは、ほかに「社会人のための経営大学院は、『経営者になりたい人』が行くところで、『すでに経営者になった人』や幹部が勉強するところがない」という点を指摘した。同誌の企画趣旨からは多少ずれるので、掲載されないことは了承した。
私はこれまで数校で招かれ特別講義などを行ってきたので、社会人の経営大学院についてはよく理解している。参加者の平均年齢は30歳前後で、役職的には課長になる前あたりが多い。たまに社長などもいるが、世代間のギャップより若手参加者との階層ギャップに戸惑っている。経営者の悩みや興味というのは、若手のそれとは違うということだ。
(この項 続く)
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