戦略セオリー、横綱と行司
経営戦略セミナーで一般にも広く知られている、つまり「戦略の横綱」的な学者と言えば、マイケル・ポーターだろう。ポーターの競争戦略論については、改めて取り上げる。
しかし、ポーターに匹敵する戦略学者がいる。それはヘンリー・ミンツバーグで『戦略サファリ』(東洋経済新報社)を著している。この本を読めば、20世紀中の経営戦略学説がすべて概観できると言ってよい、大著である。
ポーターとミンツバーグは対立する学説を掲げていて、さしずめ東西両横綱といった風情だが、さらに両横綱を捌く立て行司的な学者がいて、それがジェィ・バーニーだ。バーニーの『企業戦略論』(ダイヤモンド社)はなんと3巻本で、おそろしく手強い。バーニー自身は「経営資源セオリー」を掲げている。
(この項 続く)
9月13日に行った公開セミナー。10月11日(木)16:00と19:00に再開催。
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