東洋経済新報社、2002年刊。
「バイブル」と大見得を切るだけあって、この分野の先駆けにしてスタンダードとなった本。
コーチングを目指すヒトのテキストでもあるので、実施していくときに使う資料や、面談トーク例も豊富。セオリーと相まってしっかりした書である。
コーチングのテクニックと理論を表面的にだけでも知っておくことは、管理職には有効なことだろう。部下との面談の時に使えるし、何より自分の感情をコントロールできるようになる可能性がある。部下と対しているときの自分と、その2者を第3者的な感覚で観察し理解できる視点が獲得できるからだ。
この本自体での事例としては、あまりビジネス場面のモノはすくなく、一般人のコーチングのモノが多い。また、エグゼクティブに対しては悩み解消的には機能するのだろうが、戦略立案的なことについてはツールとして戦略カードを使用する技法には勝ることがない。
登録:
コメントの投稿 (Atom)
0 件のコメント:
コメントを投稿