(以下本文)
「大きな課題を発見・認識できれば、大きな成果に結びつく。小さなものしか認識できなければ大きな成果を得ることはない」──これは、私が経営戦略を策定指導する際、いつも強調して言っていることだ。
私の指導法は、参加者自身にそれぞれご自分で経営戦略の組み立てをしてもらうもので、「戦略カードとシナリオ・ライティング」という、私が開発したツールと技法で展開する。
この技法では、重要なステップとして「課題の発見」というものがある。冒頭で掲げたアドバイスはこのステップで繰り出すことが多い。「課題解決型の経営戦略立案法」なので、設定した課題の大きさがそのまま、めざす業績伸張や経営改善における上限となってしまうわけだ。
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