(略)
最初はプロのスター経営者を次々と招聘して、院政を敷いてきたオーナーという評価がある。
「潮田氏は’11年にリクシルの取締役会議長になり、いわば第一線から距離を置いた。そして同年8月、米ゼネラル・エレクトリック(GE)出身の藤森義明氏を社長に招いた。
だが、’15年にM&Aでグループ入りしていたドイツの水栓金具大手、グローエ傘下の中国企業、ジョウユウの不正会計が表面化して、660億円の特別損金を計上すると、藤森社長を退任させ、後任に工具通販大手、モノタロウ会長だった瀬戸氏をスカウトした。
その瀬戸氏も今回、高層ビル外壁の政界最大手、ペルマスティリーザの関連損失が545億円発生したことを挙げて退任させた」
(前出・山田氏)
(この項 続く)
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