いやはや、「私はMr.Lucky」ということが起きたわけだが(そんなにその本が欲しかったわけではない。ジャンケンをしている間にも「当たったら本なので重いな」などとも思っていた)、そう思ったのはこういうものが当たってしまうことは結構あったのだ。
ミード社の日本法人に着任してまだ日も浅い時、最大の顧客であるアサヒビールが取引業者をよんで開いてくれるパーティに出席した。
後半に抽選大会があった。それには、アサヒビール自身だけでなく、大手の業者も随分商品を出していた。メインエベントみたいな商品は大型カラーTVで、それを出していたのは段ボールメーカーのレンゴーだった。レンゴーは、マルチパックに関しては日本で最大の供給元でそれに次いでいたのがミード社だった。
その商品が何と私に当たった!出席者500人を超えていたなかで、直接競合で新任社長だった私に当たったのである。前に出て名乗り、礼を述べたのだが、レンゴーの関係者はさぞ苦虫をつぶしたような顔をしていたことだろう。
翌週の朝礼で、皆に、
「これは、レンゴーがアサヒビールで展開しているビジネスが、私につまり当社に来るという神のお告げである」
と皆に話した。
経営者には時に応じてハッタリも必要なのである。
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