顧客の“選択と集中”を行いました。150社の飲料メーカーが顧客だったのですが、こちらから見てA評価の顧客が5社、B評価が25社、C評価が120社ありました。着任して早々に「誰もC顧客のところへは行くな、注文は電話をもらってとりなさい」とう指令を出したんです。
さらに、包装機械を顧客の会社に置かせてもらっていたのですが、保守点検のエンジニアにも「行くな」と言いました(笑)。機械が壊れたら外部のメンテナンス業者を紹介し、その修理代を顧客に払ってもらうようにしたら、半年くらいでC顧客の3分の1はいなくなりましたね。競合会社に乗り換える顧客もいましたが、私からすると競合会社にババを引いてもらって痛みを与えたようなものです。重要なのは、C顧客に向けていた経営リソースをA顧客とB顧客に均等に割り振ったのではなく、A顧客だけに向けたこと。Aの顧客満足度は上がり、短期間で利益改善ができました。やはりこうした利益管理が伴う荒治療は営業レベルではできません。
2010年1月7日木曜日
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