番組内では、『リカちゃん人形』の新プロモーションを若い女性社員が提案してきた時のもようが紹介されていた。提案はすぐに承認され、『大人リカちゃん』を開発デザイナーが張り切ってつくり、池袋ルミネ(東京都豊島区)を全館的に巻き込んでコラボ・プロモーションを展開しはじめたのが6月下旬。すでに大きな反響を得て大成功とされていた。
私も早速同社のHPでチェックしたら、なんと「商品のお渡しは12月26日予定」となっている。一次販売が半年先で、それ以降は2次予約の受付があったらしいが、私が見たときにはすでに「予約打ち切り」となっていた。メイ氏が「それで、商品の生産計画はどうなっている?」と一言確かめておけば、こんなちぐはぐなことは起こらなかったはずだ。
昨年10月には組織再編を行い、「幹部の平均年齢が5歳若返った」(メイ氏)というが、ヘッドカウント(社員全体数)には手を付けたのか。本社の管理部門も企画・開発部門へのシフトを考えているという。打とうとしている手が小粒の感は否めず、15年3月期の決算書を見ると人件費はほとんど減っていない。工場や物流の無駄を削っているとも報じられているが、それは当然の施策ともいえる。
1026種類あるトミカも「90%の利益は365種類から生まれている」とメイ氏は昨年指摘したが、トミカの商品構成には大きな変化は見られない。
(この項 続く)
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