中央線のショッピングセンターのエレベーターに、アメリカ人の老人が乗ってきた。面影から「もしや」と思い、声をおかけしたら、恩師のMr. fisherだった。もう80代の半ばだろうか。異国の地で一人住まいをなさっているはずだ。
Mr. Fisherには、国際関係学院(日米会話学院の上級校)で私が20代の終わり、Cross Cultural Communicationなどを教えていただいた。サンダーバードの日本同窓会を組織された方でもある。私がサンダーバードを志すにあたり、快く推薦状を書いてくださった。
70年代には、国際関係学院とサンダーバードの提携に奔走されたが、果たされなかった。その動きは、私が日本同窓会長となった90年代に私が引き継ぎ、慶応ビジネススクールと法制大学社会人経営大学院に持ち込み、サンダーバードの学部長の両校訪問などをアレンジした。しかし、いずれも実ることはなかった。
サンダーバードはその後はというか、今では中国で提携を実現している。日本は置き去りにされた形だ。大変残念なことでもある。
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