30年近く続いている月例勉強会(このごろは隔月)九段クラブ、今月はI会員がピーター・ドラッカーを取り上げてくれた。30ページにもわたるレジメを用意してくれて報告。活発な議論が飛び交う。
私のコメントの一つ:
「ドラッカーのご託宣はありがたく、誠に仰ぎ見る巨人だ。しかし、スポーツのレベルで言うとオリンピックでいかに金メダルを取るかという高邁な話にも聞こえて、私が教えている中小企業を市民ランナーと例えると、納得崇拝はすれども遠い世界のことのようにも聞こえる」
サブテキスト(事前読書課題)としてIさんが持ってきてくれた野中郁次郎教授の座談記事への私のコメント:
「野中教授のナレッジ・マネジメントは20世紀における最大の経営学的発見ないしは指摘だった。しかし、この座談記事で教授が提唱しているフロネシス(賢慮と訳している)という概念を理解できる経営者どころか日本人がどれだけいるのか。デビュー作品を超えられない芥川賞作家のごとき趣となってしまっている」
たぶん私はだいぶ「ひが目」読みの読者なのだろう。
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再来月はお手柔らかに。
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