所有していない経営資源を急速に補充するひとつの手段がM&A(合併・買収)だ。スタートトウデイは、M&Aに対して消極的ではない。
古着のEC事業を手掛けるクラウンジュエル、「ストアーズ・ドット・ジェーピー(STORES.jp)」などを手掛けるブラケット、電子雑誌書店「マガストア」を運用・開発するヤッパに続いて、15年5月にはECサイトの構築会社であるアラタナを傘下に入れている。
スタートトゥデイがマザーズに上場公開したのは07年12月のことだった。それが10年の間にこの急成長である。前澤社長は創業経営者として、また人間的にユニークで興味が尽きない方なので、稿を改めてぜひ紹介、分析してみたい。
その前澤社長が狙ってきた新業態がいよいよ始動の段階に入っている。必要とする経営資源が現時点で不足している状況で、この稀代の創業経営者がどんな手を打とうとしているのか、そしてそれは思惑どおりに成功するのか。経営戦略的にとても興味がある段階で、目を離すことができない。
(この項 終わり)
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