野村信託銀行に真保智絵(しんぽちえ)氏が社長就任するということで、週刊誌からコメントを求められた。
それは、数千人に上るような大組織を取り纏め、取り回し、そしてぶん廻すような「経営腕力」が-一般的にはー女性経営者にはまだ不足しているのではないか。
今回の真保新社長の就任を見てみると、アラフィフだということに世代的な巡り合わせを感じる。
男女機会均等法が施行されたのが1986年。真保新社長が新入社員として世に出た時期だ。この世代の女子新卒で意識の高い学生は大いに意気込むところがあっただろう。さらに、就職に先立つ、70年代の終わりに流行っていたことは何であったか。
「飛んでる女性」
と、
「キャリア・ウーマン」
だった。
前者は、、、
(この項 続く)