以前聞いたのが、とある有名なコンサル会社であるT経営社に依頼して、役員研修を御願いしたという社長さんだった。
「MBAコースのダイジェスト版というか、中小企業診断士の受験教材を持ってきたようなプログラムだった」
と、つまり「ありきたりの知識教材」だった、と。
そしてそれよりも、教えに来たのが
「30代の、一般会社での勤務経験のないコンサルタント!」
と非難していた。
「そんな”ひよっ子”に、ウチの会社の役員連中を教えられるわけがない」
ということで、2回だけ開講して貰ったが、違約金を払って中止して貰ったそうだ。
「私や役員の時間の方がもったいない」
まこと、経営者や幹部を教える適当なプログラム、そして何より適当な講師は世の中にいないのである。このことから、新入社員研修がよほど簡単だということはすぐに理解できることだ。
(この項 続く、しかし実際にプログラムが始まる5月に再開)