2014年4月19日土曜日

「話すように書く」時代が来たか(2) iPhone5

iPhone5Cの音声認識機能は、私を含む物書き一般に対しても、大きな可能性を有している。それは、「一人口述筆記」時代の予兆だ。

iPhoneに音声で入力して文字変換という方法で文章を作成していく速度は、パソコンのキーボードを使いこなしていくそれに叶わない。しかし今までのようにスマホや携帯の小さい入力ボタンを片手で入力操作する煩雑さから解放された。

原稿を外で書く場合、iPhoneのメールに音声入力してそれを自分のパソコン宛に送ってしまえばいくらでも予備的な原稿が作成できる。外でタブレット入力するよりも利便性は高いだろう。いや、パソコンの前に居てさえ、iPhoneに一度音声入力して予備原稿を作るという方式も、十分誘惑的だ。

音声入力による文章の質と性格の変質という問題が実は起こる。これについてはまた別の機会に書きたい。

(この項 終わり)