2014年4月2日水曜日

女性経営者は増えるか(2)野村信託銀行に真保智絵(しんぽちえ)新社長

野村信託銀行に真保智絵(しんぽちえ)氏が社長就任するということで、週刊誌からコメントを求められた。

それどころか、世に喧伝されている現代の著名女性経営者を挙げてみると
篠原欣子氏(テンプスタッフ)
寺田千世乃氏(アートコーポレーション)
森英恵氏(故人、ハナエ・モリ)
元谷芙美子氏(アパホテル)

などはいずれも強力な男性経営者をパートナーとして恵まれてきた。そして、自らは企業グループの顔として活躍してきたが、社内のことは男性の経営者が仕切ってきた、という分業経営が共通的な特徴と言える。

ホンダにしてもソニーにしても、2大経営者がタッグを組んで繁栄させてきたので、女性経営者にそれがあっても不思議はないし、一向に非難されることでもない。しかし課題は、殆どの名を成した女性経営者がこのような「男性経営者パートナー・モデル」によって業績を伸ばしてきたということだろう。

先日の拙ブログで指摘した「重厚長大の製造業ではまだ女性経営者が出ていない」ということと組み合わせると、日本における女性経営者の現在での限界が垣間見えると私は思う。

それは、、

(この項 続く)