野村信託銀行に真保智絵(しんぽちえ)氏が社長就任するということで、週刊誌からコメントを求められた。
というのは、この頃の社会学的な諸調査では、女性の保守化の傾向が強い。つまり、結婚願望、そして専業主婦願望がかってなく強くなっている。
女性が自立してキャリアを切り開いていこうということとは逆行しているし、女性の幹部の割合は、昨年の調査では44カ国中日本が最下位だった。
経営幹部の女性比率44カ国調査
真保社長は報道によれば既婚だが、お子さんが居ないと。現代の働く女性にとって一番切実なのが保育所の絶対的な不足である。こんな日本の社会情勢にあって、「これから女性幹部、経営者が輩出する時代になる」なんて誰が言えるのだろうか。
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