二人目は滋賀県から来たこれも老舗の製造業の社長。世襲の方で、昨年就任したという。
承継の相談ということで、最初は大学4年生になるご子息をどう将来の後継者として育てていくか、という相談だった。
ところが、現在の新任社長としての問題点に話しを振ってみると、実はこちらのほうが悩みが深い。私と分析的な対話を重ねて行ったら、
「番頭的な古参取締役二人が、新社長着任を阻害して実権を持とうとしている、それを相談役となった父上が権威付けに担ぎ出されようとしている」
というとんでもない構図が見えた。相談者の社長自身が驚愕した。
これに対する対抗策を助言したが、ここでは書かない。さて三人目の相談者は、、、
(この項 続く)