課題は何か
続く「事業報告」で久美子社長は、次の4つの課題に取り組むことにより、業績の早期改善を目指す、とした。
1.ビジネスモデルの構築・定着
2.人材育成
3.コーポレートガバナンス
4.固定比率の適正化
「ビジネスモデルの構築・定着」については、主として店舗運営の見直しということで、いわばオペレーションの改善策で抜本的なものではない。大塚家具の場合、店舗の展開政策が業績のキモとなると私は見ている。これについてはスライドで説明があり、「標準店と呼ぶものを増やしていく」(久美子社長)とのこと。
新宿店や有明本社店などの床面積1万平方メートル程度の大型店(旗艦店)に対し、標準店は3000~4000平方メートル程度の広さで、旗艦店の売れ筋上位8割程度の商品を置くという。そして、以下の店舗数になるよう「スクラップ・アンド・ビルドを進めていく」と説明した。
・旗艦店の数:3店(現状維持)
・標準店:15~20程度
・小型店:20程度
・提携店:30程度
ちなみに「提携店」というのは、百貨店などの既存商業施設などに出店する店舗を指す。
(この項 続く)
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