2016年12月6日火曜日

大塚家具、広大なフロアに誰もおらず…久美子社長、放逐した父会長時代より業績悪化(3)

こちらを23日に訪れたのは、同社がアウトレット・リユースをプッシュする販売イベントを22~24の3日間開いていたからだ。3日間の人出は好調で、私が訪れた23日はイベントの2日目にもかかわらず祭日でもあったせいか、午後4時過ぎに駐車場に入るのに難儀したほどだった。リユース大阪の閑散さとは対照的だった。大塚社長も鶴見でのイベントの好調に自信を深めて、冒頭の会見となったのではないか。

リユース事業は線香花火で終わるのか


 私は、上記2つの店舗で店員に「リユースの家具は、どれですか?」と尋ねた。「グリーンの品札のものがそうです」という。9月以降に大塚家具顧客から買い取ってきたもので、大塚家具以外の家具も対象となっており、新たな購買が課せられることもないという。

 東西の広大なショールームのどちらでも、グリーンの品札が付いた商品は大変少なく、見つけるのに苦労した。多くの商品はオレンジ色の品札、アウトレット品で、大塚家具の各店舗で展示していたものを減額販売しているとのことだ。店員に「『5点限り』などと書いてあるものもありますね」と尋ねると、「アウトレット品販売として新品のものもお売りしています」とのことであった。

 冒頭の会見で大塚社長は、リユース買取りの呼びかけに対して多数の応募、そして買取りがあったと発表したが、そのすべてがこれら2拠点で販売されているわけではないようだ。

(この項 続く)

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