見ない振り |
デジタル・カメラという「破壊的技術」に遭遇した、1995年段階での既存業界、すなわちコダックと富士フイルムを含むフィルム・カメラメーカー達は、その脅威をどう捉えていたのでしょう。前述『デジタルカメラ市場形成に関する調査研究報告書』(1997年)から再び引用します。
「デジタルカメラの場合は一番安いものでも2万円クラスと、”レンズ付きフィルム”に比べれば、遙かに高い。」
しかし、比べるべきは1千円もしない通称使い捨てカメラではなく、コンパクト・カメラ(フィルム)の筈でした。
(この項 続く)
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