6事業をテコ入れするのか、捨てるのか
第2ステージの入り口で津賀社長は利益率の低い6事業のテコ入れを図っている。6事業とは、エアコン・照明・住設建材・車載機器・2次電池・パナホームで、「営業利益率が5%に達していない」事業だという。それぞれが売上高3000億円以上と規模も大きい。今回発表された照明2工場の閉鎖、製造集約もこの動きの一環だ。
パナソニックのような大企業には、事業の数が二桁に上ることは珍しくない。このような事業構造の会社で、経営者はどのように事業選別をしていけばいいのだろうか。
PPMという手法がある。プロダクト・ポートフォリオ・マネジメントの略で、大手コンサルティング会社ボストン コンサルティング グループが開発したのでBCGマトリックスとも呼ばれる。PPMは1980年代からの古典的経営技法なので「今さら」と言う向きもあるだろう。
(この項 続く)
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