一方、それまで4万2000弱の出店事業者を誇っていた楽天ではそれがピークとなり、15年3月末では4万589(ネットビジネス・アナリスト横田秀珠氏の推計による)と漸減しつつある。楽天としては、どうしても既出店者や出店希望者を誘引する、目新しいプログラムが必要となったのだろう。
YES導入による商品受け渡し場所の拡大は、出店料に不満を抱える楽天市場出店者たちに対する付加価値的なものとして位置づけることができる。
物流システム構築に失敗した楽天
楽天やヤフーへの出店者には、個人や零細規模の事業者が多い。そうした出店者にとっては、フイルフィルメント(受注管理システム)、在庫管理、発送業務を含む物流業務、決済システムなどの問題は頭の痛いところだ。
(この項 続く)
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