「金子通告」にはさらに内容自体にも虚偽の記載がある。念のため、2013年9月5日に何の関係もない第三者であるセミナー主催社に到達した「金子通告」を再掲する。
引用:
山田修殿 通 知
冠省、株式会社ライブレボリューションの金子真歩といいます。貴殿に対し、以下の通りご通知致します。
貴殿は、当社に対し誹謗中傷を綴ったブログを公開しています。さらに、再三にわたる当社からのブログ記事削除依頼に対し、さしたる理由もなくこれを拒絶しています。つきましては、貴殿に対し、再度本件ブログ記事を直ちに削除するよう求めます。
万一貴殿が本通知による削除請求を意に介さず、依然本件ブログ記事削除依頼を拒絶又は放置する場合、遺憾ながら、当社は、貴殿に対し、法的手段を通じた被害回復を徹底的に求める所存ですので、この点ご留意ください。
また、本件につきましては、2013年9月12日のセミナー開催時までに本件ブログ記事を放置した場合、本件担当者がセミナーに出席し、貴殿に直接削除依頼をする所存です。(以下 略)
引用終わり:
まず、同通告で「再三にわたる当社からのブログ記事削除依頼に対し」とあるのは事実ではない。金子通告以前にあった同社側からのコンタクトとは、既に掲げた2013年9月4日に来信した金子氏からのメールだけである。
次に「さしたる理由もなくこれを拒絶しています」とある。しかし、ライブレボリューション社金子真歩取締役からの最初のメール(2013年9月4日付:本連載3に全文を掲載)は私にとって突然の来信であったが、私はこの長文のメールに対し同日中に意を尽くして当方の見解を返信している(本連載4に全文を掲載)。つまり真摯に対応した。
さらに「当社は、貴殿に対し、法的手段を通じた被害回復を徹底的に求める所存」といわば声高に述べているが、当該記事のように第三者の主張をそのまま引用掲載しているだけの場合にはなじまない主張だ(単純に当該記事のメッセージ自体が私のものでないから)。
「金子通告」はこのように事実に反することを述べつつ、「被害回復を徹底的に求める」など根拠のない法的措置の強行を掲げるなどして威迫的に、既に公表されていた私のブログ記事の削除を求めてきた。これは不当で、表現の自由を侵害する重大な行為だったと私は考える。
しかし、ライブレボリューション社側はどうしてこのようにしてまで、執拗に私のブログ記事の削除を求めたのだろうか。それを次回に述べる。
(この項 続く)