2013年1月28日月曜日

『戦略立案ハンドブック 』デービッド・A. アーカー 書評163(2)

デービッド・A. アーカー
著者のアーカーは、リサーチとブランドの分野が出自のコンサルタント。

経営の現場に出たことのないコンサル本なので、経営戦略の成功のためには「立案」と同価値で重要な「実践」に、最後の1章しか割かれていない。ページの割合で言うと、本書の6%に満たない。

6章「環境分析と戦略的不確実性」とする認識は良い。またこの章「シナリオ分析」の項で、

「新しい視点を持ち込む一つの答えがシナリオ分析である。あまり使用されていないが強力な方法論である」
などとして、シナリオ作成を薦めていることは評価できる。
(この項 終わり)

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