2013年1月16日水曜日

『エクセレント・カンパニー 』トム・ピータース他 書評162(5)



『エクセレント・カンパニー』のその後を検証してみて私が思ったことです。まず一つは、経営セオリーには流行りがある、ということです。あの本は当時とてつもないブームを経営者やビジネスパーソンの間に引き起こしました。

 


その二つは、いくら流行って人気があるセオリーでも、すべてが正しいとは限らない。どこかに偏りがないか、実ビジネスにそぐわないところがありはしないか、そんなことに気をつけながら読んだり、理解していかなければならない、ということです。

 
経営戦略セオリーだけに限っても多数の主張が提出され、幾つかはベストセラーとして迎えられて来ました。それぞれが別の主張を提出しているわけですから、すべてのセオリーが同時に正しいことはあり得ません。
有名な戦略セオリーで、どんなところが実企業活動に使えるのか、どんなところが机上の空論なのか。(この項 終わり)

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