2012年10月18日木曜日

『ビジョナリー・カンパニー ―』 ジム・コリンズ他 書評155 (1)

日経BP出版センター、1995年刊。

書評154『なぜビジネス書は間違うのか』(フィル・ローゼンツワイグ、日経BP社)が主として批判したのが本書だったので、再読。

ローゼンツワイグが批判したロジックというのは、次のようなもの。
「成功した会社は、成功したというだけでハロー(後光)効果を発揮する。だからそのような会社に関して集めたデータの大部分は無効で、そこから引き出した結論は妄想だ」

『ビジョナリー・カンパニー』を支えたデータはしかし、主観的なものだけではなく、財務やら組織の変遷やらファクト・ベースのものも多く、ローゼンワイグの主張は強引に過ぎる。それより本書で私が問題だと思うことは、

(この項 続く)

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