2012年10月19日金曜日

『ビジョナリー・カンパニー ―』 ジム・コリンズ他 書評155 (2)

同書が掲げた6つの重要項目は次の通り。

ジム・コリンズ
  

A)     社運を賭けた大胆な目標をもつ

B)     カルトのような強力な企業文化の構築

C)     実験精神とリスクを厭わない姿勢を養う

D)    人材を育成し、生え抜きの経営陣とする

E)     決して満足しない

F)     意思決定と行動を導く基本理念を持つ
はじめにAからEまでの5つが掲げられ、最後の方でFが総括のようにして追加された。
これらの立論のすべてのプロセスを、『なぜビジネス書は間違うのか』(書評154)の様に、ハロー効果だからとして否定しきってしまうことは難しいだろう。

 
それより問題は、著者達と同じデータを使っても、上記6つ以外の結論を持ってきても差し支え無いということだろう。まことに経営には絶対解など存在しないのだ。
 
(この項 終わり)
  
   

 

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