ゲイリー・ハメル |
ゲイリー・ハメルとC.K.プラハラード共著、1995年。二人は別々のビジネス・スクールの教授だった。
「企業が中長期的に戦っていける中核的な能力(コア・コンピタンス)」を涵養せよ」と説き、そのような能力が不足していると自虐的な多くの経営者層に迎えられた。
「10年後の市場の状況を見晴らかし、それに対して今備えよ」と著者達はアジったのだが、私は「そんなことは分かりはしない」と旧著で揶揄した。
そんな予測行動を全社的に徹底して行った優等生企業としてEDS社を著者達は挙げた。「10年後にはすっかり生まれ変わった(素晴らしい)会社になっているだろう」とされた同社は、10年以内に消滅してしまった。
(この項 続く)
0 件のコメント:
コメントを投稿