中井戸氏はRIZAPをどこへ連れて行くのか
では、プロ経営者が匙を投げた会社を引き受けた中井戸取締役会議長は、RIZAPを立て直せるのだろうか。
私は、松本氏のときほど中井戸氏はこの会社の経営に手を焼かないのではないかと見ている。
ひとつは、同社の業績が今どん底にあるような状況だということ。発表された19年3月期の決算数字、特にその利益額は恐ろしく悪かった。そうすると、「これ以上は悪くならない」という状況でもあるのだ。底を打った業績を回復させることは、実は絶好調の業績をさらに伸ばせと要請されることより容易なのだ。
おもしろいことに決算発表がされた5月15日の同社の株価終値は288円だったが、個人投資家の予想株価は419円(株式投資の総合サイト「みんなの株式」より)だった。つまり、一般投資家はRIZAPは今底を打ったような状況だと思っていると読むことができる。
(この項 続く)
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