――定例会の進め方がとても組織立っていました。そもそも、ビジターにはお世話役を付けてくれて、隣に座って説明してくれたり、皆さんを紹介してくれてとても心強く感じました。
堀岡 ビジターの方は多いときは15名、少なくとも5名ほどはいらっしゃいます。大抵メンバーの紹介でおいでいただくのですが、おひとりずつに担当する「ご案内係」を付けます。
――会員の方は何人いらっしゃるのですか。
堀岡 私どものチャプターは現在51名です。BNIは日本全国で246のチャプターがあり、直近の総会員数は8000人を超えています。平均すると、各チャプターに34名のメンバーがいることになります。
――定例会の進め方がとてもシステマティックでした。他の異業種交流会では名刺交換パーティ型が主流なのとは大きく異なっていました。
堀岡 BNIの活動は「リファーラル・マーケティング」を中心に展開しています。リファーラルとは、信頼をもとに人脈やビジネスチャンスを紹介し合うことです。メンバー同士だけでなく、外部の方に他のメンバーやそのビジネスを紹介するのです。定例会では、その前の1週間に何件のリファーラルを行ったか、そして主なリファーラルの例を参加者全員が報告します。
――他の会員のことをすべて紹介しようとするのも大変ですね。
堀岡 メンバーはBNIが作成した「名刺ファイル」を持ち歩いています。このファイルには、当チャプターの自分以外の50名の名刺が数枚ずつ入っています。各メンバーは、他のメンバーの名刺を配り、紹介して説明するわけです。個別のミーティングをセットする場合もあります。
――私がお邪魔した定例会は朝の7時から9時までの120分間でしたが、流れるような運営でした。分刻みどころか、秒刻みの進行で、メンバーの皆さんがそれにしっかり付いて行っている。
堀岡 定例会の進行についてはしっかりフォーマット、進行手順がありまして、発表時間のリアルタイム表示もしています。持ち時間が過ぎると、ベルが鳴って終了しなければなりません。
(この項 続く)
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