対談を終えて(山田の所感)
りらくるといえば、2,980円(ニッキュッパー)という安値攻勢をかけて急成長をしてきたという印象を一般に持たれているのではないか。出上社長との対談で、その価格を実現できている店舗オペレーションの究極のコスト削減、そして先進的なITシステムによる入退店管理の構築に感心した。シェアリング・エコノミーのなかでも、特にワーク・シェアリングという分野で先行しているモデルケースだろう。
今の段階では、セラピストの入退店マッチング、つまり内向きのシステムとしてIT管理システムを同社は使用している。次の段階としては、ウーバーのように消費者が使えるアプリを導入して、客の予約、そして自動的にセラピストの指名まで完了するところまで昇華させるとよい。
そしてそこまでシステムをつくりこめば、本部側の管理業務は大幅に低減され、あるいは関与がまったく不要となる。そうなれば、現時点での目標、国内1,000店を達成した後には海外展開、特にアジアのマーケットが狙えるのではないか。ITのアプリ化を整備すれば、グローバルにそれを駆使することができる。ウーバーのように各国での直営モデルでもよいし、それぞれの国で地場パートナーにライセンシングするのもいいだろう。
出上社長、38歳、りらくるのビジネスを在任中どこまで拡大していくのか、とても楽しみな経営者だ。
(この項 終わり)
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