出上 これではさらなる成長、店舗やセラピストの増大に対応できない、ということで大胆にIT化に踏み切りました。今では店でもセラピストさんもタブレットなどで当社のシステムに入り、直接報告や登録を済ませることができます。
――顧客管理も大したものですね。
入社面接で社長就任を要請された
――社長はオペレーションのシステム化など、IT分野にお強いようですが、どのようなご経歴なのですか。
出上 大学を出てシステム会社でSEとして6年勤めました。転職していくつかの会社で経営企画の部門に10年ほどおりました。
――SEと経営企画ですか。りらく社のオペレーションをIT化するのに、本当に適したバックグラウンドだったのですね。りらく社にスカウトされたのですか。
出上 いいえ、12年に一般応募で普通に入社しました。ただ入社面接で創業者の竹之内教博(たけのうちゆきひろ)にいきなり「将来、社長になってもらうから入社してほしい」と言われたのには驚きました。
――創業者の方というのは?
出上 大阪で美容室を5、6店やっていた実業家でした。ビジネスの仕組みを考えるのに優れた経営者です。竹之内は基本的な当社のビジネスモデルを最初から展開していました。しかし、それをIT化することにより、さらなる業容拡大を志向していたのだと思います。
(この項 続く)
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