『P&G式「勝つために戦う」戦略』(A・G・ラフリー)を書評で取り上げたら、P&G社についての思い出が。
1983年にサンダーバードを卒業する前、P&Gからオークランドにある本社に招かれ、面接を受けた。
「日本法人の幹部職として入社して欲しい」
とオファーを受けたが、日本本社が神戸だということで断った。
帰国して翌年、日本支社長というアメリカ人から連絡を貰い、東京で会ったら
「ミスター・山田のファイルが本社に残されていて、『もう一度採用に動け』と訓令を受けた」
と。同じ理由でまた断った。
驚いたのは、その2年後にまた連絡を受けたことだ。今度はその時の別のアメリカ人幹部だった。
「本社を東京に移す予定となったので考えて欲しい」
懇切なアプローチに心が動いた。文字通り三顧の礼ではないか。
「しかし、、」
と考え、半年後だという
「東京移設が実現してから話させて貰いますか」
とした。
結局、、それは実現しなかった。
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