2013年11月2日土曜日

『イノベーション・オブ・ライフ ハーバード・ビジネススクールを巣立つ君達へ』K.クリステンセン他 書評184(4)

クリステンセン教授が幼少の時から一貫して保持していた2大価値観がある。
それは、
1) 信仰
2) 家族愛
の二つだ。

以前から写真で見る印象からそんな気がしていたのだが、クリステンセンはモルモン教徒だそうだ。それも相当にディープな信者で、オックスフォード大留学中に入部していたバスケット部が全英大学選手権での決勝戦が日曜日に組まれてしまったので、レギュラー・センターの彼は出場を拒否した。コーチやチームメートの説得・懇願にも関わらず、とのことだ。

HBSで教えてきて彼が感じていたのは、卒業生達が彼のような価値観を保持・優先していれば著名企業のCEO職を務めたあげく刑務所に行ったり(エンロン社のCEOは教え子だったらしい)、自殺や離婚に追い込まれることが大きく減るのに、ということだ。

彼の価値観というのは、、、

(この項 あと一回)