通信簿、5の割合は7% |
社員(部下)を全員伸ばすことは無理であり、それを目指すことはだから不効率で不毛なことだ。
社員を学級だと思うと、通信簿で5を付けていいのは7%である(正規分布型評価)。優秀な人の割合は会社という組織でも似たようなものである。そして階層ごとで見ても当然差があることだ(部長の中でも出来るヤツとそうでない者がいる)。
優れた人の割合が7%というのは、見事に今回のギャラップ調査と一致した。やる気のある人ーすなわち伸びる人ーは組織の各階層で7%しかいない。経営者やリーダーの賢いやり方は、その7%を見分け、集中的に処遇したり研修したりして伸ばすコトに尽きる。「選択と集中」は組織論でも有効なセオリーなわけだ。
(この項 終わり)